【大学受験】漢文の勉強のやり方・コツ!~最低限の勉強量で高得点~
はじめに
今回は漢文の勉強方法についてお話ししていきます。
漢文は、出題されるほとんどの問題が基礎的なものなので、現代文や古文ほど苦手意識を感じることはないのかなと思います。実際、入試本番ではあまり落としたくない得点源になります。だからこそ満点近くの高得点を確実に取れるようになりたいですよね?
そこでこの記事では、必要最低限の勉強量で高得点を取れるようになるための道しるべとして、漢文の勉強のやり方とコツを紹介します!
句法を覚える
漢文の勉強を始めるなら、まずは重要句法を覚えます。基本的な構文や文法事項を頭に入れなければ、漢文は全く理解できません。学校で使う参考書にも100個くらいの重要な句法がまとめて載っていると思うので、それらの形と意味、そして読み方を覚えていきましょう。
ただしここでは、送りがなの表記や返り点のはたらきを理解していることが前提となっています。これらの知識が曖昧になっている人は、さらっと復習してから句法の暗記に取り組むと、効率よく覚えられると思います。
語彙を覚える
句法をほとんど覚えたら、今度は語彙を増やしていきます。漢文の問題では、注釈として漢字の意味が補足されていることも多いので、句法さえ覚えたらなんとなく読むことができるようになりますが、適切に読み進めて解答するためには重要な語句のストックが必要です。
名詞、動詞、形容詞などの他に、再読文字や置き字という漢文独特の文字もあり、これらも暗記しておくと文章の内容をスムーズに理解することができるようになります。語彙の暗記においても意味と読み方が大切です。
これらの語彙も学校で使う参考書に100個くらいは載っていると思うので、句法と語彙の暗記は合わせて参考書1冊で十分です。
問題演習
基本的な句法を覚えたら、語彙を覚えるのと同時に問題演習にも取り掛かっていきましょう。漢文は英語や古文ほどの読解慣れを必要としないので、大問を解いて一つの文章を繰り返し音読するのではなく、小問ごとに短く区切られた文章を読んで解答の導き方を掴むという方法の方が実力を底上げできます。
その他のコツ
効率よく暗記
漢文は暗記していれば解ける比較的易しい問題がほとんどです。そして覚える量も英語や古文に比べてとても少ないです。なので、できる限り時間をかけず、隙間時間などを使って暗記事項を頭に入れてしまいましょう。
僕が受験生の時に最初に推奨された勉強法は、ノートに句法などを赤字で書きまとめるというものだったのですが、しばらくやっていくうちに非常に効率が悪いことに気付きました。
量が少ない暗記事項は基本的にどの参考書にもまとめられているので、自分で改めてまとめ直すという非効率的な行為はせず、赤シートで見えなくなるマーカーなどを使って参考書を部分的に隠しながら覚えていくことを強くお勧めします!
早めの対策
これは他の科目でも言えることなんですけど、模試で良い点数を取って勉強に対するモチベーションを高めるためにも早めのうちから対策を始めるべきです。漢文はあまり重要な科目ではないので後回しにされがちですが、基礎的な部分の勉強は他の教科と一緒に始めていった方が良いと思います。
おわりに
この記事では漢文の勉強方法とコツについて紹介してきました。
漢文はセンター試験でしか使わないっていう人も多いと思います。優先度のかなり低い科目ということで間違いないですが、対策しなくても大丈夫ということではありません。当たり前ですね。
こういった簡単な科目は、ちゃんとした勉強法を確立して、できるだけ負担を削ることが受験勉強を乗り切るうえで大切になってきます。
ぜひこの記事を参考にして、皆さんに合った勉強のスタイルを見つけてください!