【短期合格者が教える】簿記3級の勉強方法とおすすめ参考書!
はじめに
簿記3級は、簿記の勉強が初めての人でも独学で合格することができる入門資格と言われています。
簿記を学ぶことで、財務や経理などで必要となる会計の基本的な仕組みがわかるようになり、就職や転職に有利になります。
なので学生から社会人まで幅広く人気がある資格となっています。
そして簿記3級の試験を受ける人は、のちのち簿記2級・1級や公認会計士試験を受けようと思っている人が多いと思います。
そのため、簿記3級の勉強で基礎を固めて、今後の勉強の土台にすることが大事になってきます。
そこで今回は、日商簿記検定3級の概要・勉強方法・おすすめの参考書についてお話していきます。
試験の概要
・試験日は毎年2月、6月、11月
・全問記述式
・試験時間は2時間
・100点中70点以上で合格
出題傾向
第1問:仕訳問題(20点ほど)
第2問:帳簿記入・勘定記入(10点ほど)
第3問:試算表作成(30点ほど)
第4問:伝票会計・仕訳・勘定記入(10点ほど)
第5問:精算表作成・財務諸表作成(30点ほど)
仕訳は全ての問題で必要になるため、きちんとできるようにならなければなりません。
また、配点を見ると第3問の試算表と第5問の精算表・財務諸表が重要であることがわかりますよね?
これらを重点的に勉強することが合格のカギとなります。
勉強時間
一般に、簿記3級に合格するためには100時間の勉強が必要だと言われています。
1ヶ月で合格するには、単純計算で1日3時間の勉強となります。
ただ僕の場合は、1日3時間程度の勉強を週4日というペースで1ヶ月で合格したので、約48時間で足りました。
本番で間違えたのは1問だけだったので、勉強の質の面でも特に問題はなかったと思っています。
中には2週間で合格する人もいます。
皆さんもできるだけ短い勉強期間で終わらせたいですよね!
簿記3級は、効率よく適切に勉強することで早期合格が可能となります。
効率的な勉強方法
参考書を読み込む
まずは知識をインプットするために参考書を読み込みます。
何も知らない状態でいきなり問題を解いても、効率が悪く実力が付きづらいです。
また、基礎を理解していないとそもそも問題が解けないので、つまんなくなってモチベーションが保てなくなってしまいます。
参考書は、3周ほど読み返しましょう。
1周目は、細かい所は読み飛ばしてもいいので基礎を素早く理解していきます。
2周目は、1周目で読み飛ばした細かい部分も含めて全体的に深く理解していきます。
3周目は、わかりずらかったところを重点的に読んで、しっかりと定着しているかどうか確認していきます。
試験では勘定科目名も問われるので、どのようなときにどの勘定科目が使われるのかということも覚えておきましょう。
問題演習
簿記は「習うより慣れろ」と言われるように、問題を解くことで理解が深まります<>/span。
なので、参考書の読み込みと並行して問題演習を行い、知識の定着を強化していきます。
具体的には、参考書の各章を読み終えるごとに問題を解いてアウトプットします。
そして、わからないところがあれば参考書に戻って理解し直しましょう。
この繰り返しが大切です!
過去問演習
本番で安定して点数を取るためには、過去問演習を通して出題形式や傾向を掴んでおくことが重要です。
また、時間配分や解く順番などの戦略もある程度考えておくと、余計な焦りが無くなりメンタル的にも良いです。
演習に使うのは過去2,3回分くらいで十分です。
実際、僕は過去1回分しか解きませんでした。
過去問演習では、答えを丸暗記するのではなく、解答の導き方や考え方を身に付けるように意識しましょう。
間違えたところはもちろん、不安だったところも含めて参考書で確認し、ポイントを理解していきます。
そして間違えたところは、後日小問ごとに解き直すことで実力が付いていきます。
おすすめの参考書
合格テキスト
簿記3級の参考書はこれ1冊で十分です!
僕も実際にこの参考書で勉強していました。
この参考書はイラストが多くてわかりやすいので、文字をたくさん読むのが苦手な人でも難なく読み進めることができます!
ところどころに仕訳例や基本例題が載っていいるので、少し複雑なところも理解しやすいです。
また、各章の終わりにはポイントがまとめられているので、効率よく復習することができます。
合格トレーニング
この問題集は上記の合格テキストと対応しているので、併せて使うとより効果的な勉強が可能となります!
出題頻度に基づいた重要度が問題ごとに表示されているので、重要な問題から順番に選んで解くことができます。
また、解答用紙のダウンロードサービスが付いているので、繰り返し演習することができます。
過去問題集
この問題集には、過去問が12回分ほど入っているので過去問はこれ1冊で十分です。
また、出題別攻略テクニックとして大問ごとの出題・解法パターンや解答する上でのポイントなどがまとめられています!
ただ僕もこの過去問題集を使っていましたが、過去1回分しか解いてないので、正直買わなくても合格できたかなと思ったりもします。
合格トレーニングをしっかりこなせば演習量は十分なので、過去問の情報はインターネットで調べるだけとかでも良いと思います。
簿記が苦手な人や合格できるか不安な人は使ってみると良いでしょう!
おわりに
この記事では、日商簿記検定3級の勉強方法などについて紹介してきました。
簿記3級は、適切なスケジュールで効率よく勉強し、簿記の勉強を好きになることが最も重要だと思います。
簿記2級・1級や公認会計士試験など、今後の試験の勉強のモチベーションを上げるためにも、多くの人が簿記を好きになってくれると嬉しいです!